補聴器
取扱いメーカー
オーダーメイド耳あな型
耳あなに収まるタイプ。耳あなにスッポリ収まる小型のものから、耳の外にまでくる大型のものまでいくつかのタイプがあります。耳あなの形状ときこえの程度にあわせてつくります。
軽度難聴~高度難聴
耳かけ型
耳にかけて使用します。操作が簡単で扱いやすいのが特長。汗が入りやすいのが難点ですが、汗に強い機種も出ています。
軽度難聴~重度難聴
ポケット型
本体をポケットに入れ、イヤホンとコードをつないで使用。操作は比較的簡単で、機種によっては高出力が得られます。コードが邪魔になったり、たまに衣ずれ音が入ることがあります。
中等度難聴~重度難聴
聞こえについて
まず、音は外耳から入り、鼓膜を震わせます。その振動が耳の中にあるツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨という3つの耳小骨に伝わります。これらは人間の骨の中で一番小さな骨です。耳小骨に伝わった振動が増幅され、内耳にある蝸牛とよばれる部分に届きます。蝸牛にはリンパ液が入っていて、音が入ってくるとリンパ液に波がおこります。その波を蝸牛の内側に並んでいる有毛細胞が感じとり、電気信号に変えます。電気信号は蝸牛神経から大脳に伝わり、私たちは「音が聞こえた」と認識するのです。
知ってほしい難聴の3つのタイプ
音を聞く過程で何かの問題が起これば、聞こえにくくなってしまいます。難聴の種類は問題が発生した場所によって3つに分かれます。
- 伝音難聴
- 中耳炎や鼓膜の損傷などによる、外耳から内耳にかけての障害が原因です。医学的な治療が可能とされています。
- 感音難聴
- 内耳や蝸牛神経など感音器の障害が原因です。加齢とともに聞こえにくくなったり、長時間騒音下にいることが原因で起きる騒音性難聴が代表的です。一般的に医学的な治療による聴力の改善は難しいとされています。
- 混合性難聴
- 伝音難聴と感音難聴の両方の症状がみられます。
推定聴力レベル | 聴力レベル(dB) | 補聴器の必要性 |
正常 ほとんど不自由しない |
![]() |
特に必要はないようですね。 今のところ、補聴器は必要ないでしょう。 |
軽度 二度聞きしたり、聞き間違えることがある。 |
![]() |
普段の生活ではまだそれほど不自由を感じないかもしれません。安心して人と会話をするためにも、ぜひ早目に補聴器をつけてください。 補聴器を上手に使いこなすには、このレベルからの使用をおすすめします。 |
中度 大きめの声でなければ聞き取れない。 |
![]() |
大きめの音でなければ聞き取れないようですね。聞こえにくいことが気になりませんか? ご自分のためにも、まわりの人のためにも、補聴器をつけることをおすすめします。 |
高度 耳元での大声でなければ聞き取れない。 |
![]() |
聞こえにくくて不便を感じる場面が多いようですね。コミュニケーションがうまくとれないと、だんだん社会から疎外感を感じるようになってしまいます。 早急に補聴器の使用を考えてみてください。 |
重度 耳元の大声でも聞き取れないことがある。 |
![]() |
会話はもちろん、目の前の電話のベルや後方からくる自動車のクラクションが聞こえないこともあるのでは。 このままでは非常に危険な状態です。補聴器は必需品です。 |
ご購入まで
補聴器は日々、進化を続けていますが、性能を最大限に引き出し、快適な聞こえを実現するには微細な調整が必要です。通常、調整は何度か繰り返すことになります。
お客様に満足していただけるまで親身に対応いたしますので、安心してご相談ください。

専任スタッフがお客様の聞こえに対するお悩みや希望、どのようなことでお困りなのか、どういう音が聞こえにくいのか等、主訴をお伺いします。

オージオメーター(聴力測定器)を使って、125Hzから8000Hzまでのポイントとなる音を周波数ごとに詳しく測定し、お客様の聞こえの状態を確認します。

聴力測定の結果や使用環境、予算に合わせて適切な補聴器をお選びします。

お選びした補聴器を聴力データーに基づいて調整し、お客様にとって最適な音になるよう仕上げていきます。

実際に補聴器をつけて音を聞いていただきます。静かなところだけではなく、いろいろな環境で試していただき、会話が聞きやすくなったか、雑音が気にならないか確認してもらいます。

試聴していただいた補聴器に満足していただきましたら、購入になります。
オーダーメイド耳穴型補聴器を購入の場合、お客様の耳の形に合わせてつくりますので、出来上がりまでに1週間程度かかります。
アフターサービス
補聴器は調整を繰り返すことによって、理想的な聞こえに近づけることができます。「調子が悪い」と感じたら、遠慮なく何度でもご相談ください。お客様にとってベストな補聴器に仕上げていきます。満足されるまで親身にサポートいたします。
環境に合わせて再調整
今の補聴器は自動調整ですが、すべての環境で補聴器が自動に合わせてくれて具合がいいわけではありません。どんなに高価な補聴器でも会合の席、音楽を聴く、旅行先での会話など、ひとりひとりの音環境が違いますので、必ず微調整が必要になります。細かな調整ができるのがデジタル補聴器の特徴です。
定期的なメンテナンスを
補聴器の寿命は通常4年から5年ですが、大切に使うことによって長持ちさせられます。
- 耳あかが溜まらないように、3ヶ月毎にクリーニングを。
- 特に耳あな型は、汚れて故障が起きないようにご注意を。
- 耳かけ型はチューブや耳栓の定期的な交換が必要です。
- 違和感がある時はすぐにお店でご相談ください。
【マークV】
補聴器内部を真空状態にすることにより、湿気や水分を取り除きます。
当店は認定補聴器専門店です。
認定補聴器専門店は、認定補聴器技能者という資格を持った補聴器のプロが在籍し、聴力測定装置(オージオメータ)、補聴器特性試験装置、補聴効果測定装置、聴力検査室などの設備をもち、公益財団法人テクノエイド協会に認定された補聴器販売店です。補聴器の適正な販売を行うために遵守すべきものとして定めている「認定補聴器専門店業務運営基準」に適合したお店が認定されます。
認定補聴器技能者が対応いたします。

十分な実務経験のある人が、数年かけて講習を受け、厳しい試験に合格して認定補聴器技能者となります。